トレンドメイクや美肌のためのおいしいレシピなど
敏感肌の“今”知りたい疑問に
コンシェルジュが回答!
「キレイを目指していても、楽しくお酒は飲みたい!」という女性は多いのではないでしょうか?お酒が飲みたいのに、我慢をしてストレスを溜めていては、逆に悪影響を及ぼすことも・・・。
美容を意識している方の中には、赤ワインを選ぶなどドリンクの選び方を工夫している方も多いようですが、それに加えて、お酒と一緒にとるおつまみ選びにも意識を向けてみましょう。
■ 美肌のビタミン「ビタミンACE」をとるなら、カプレーゼやバーニャカウダで乾杯♪
これらは抗酸化作用をもつビタミンで、老化を加速される活性酸素発生を抑え、取り除き、体のサビつきを防ぐ働きが。ビタミンC、ビタミンEには抗酸化作用のほか、シミやシワの原因となる過酸化脂質が作られるのを抑える働きがあるので、美肌を目指すなら積極的に摂りたい栄養素です。
ビタミンACEを効率よく摂れるのが、色の濃い野菜や良質な植物性のオイル。
おつまみメニューでは、冷やしトマト、カプレーゼ、バーニャカウダ、アボカドディップ、アヒージョがおすすめです。(※1,2,3)
■ 肌を作る良質な「タンパク質」をとるなら、焼き鳥や卵料理で一杯♪
肌の材料となるタンパク質。アミノ酸バランスのよい良質なタンパク質は吸収率が高いため、肌をいたわりたい方にはおすすめ。
卵や鶏の胸肉、ササミを使ったメニュー、例えば、出汁巻き玉子や味玉、バンバンジーサラダ、焼き鳥などで、良質なタンパク質をたっぷり摂取しましょう。(※1,4,5)
■ 肌荒れ対策に欠かせない「食物繊維・オリゴ糖」をとるなら、揚げ出し豆腐や玉ねぎサラダをお供に♪
夜遅くまでお酒を飲んでいると、腸内環境が悪化しがち。腸内に悪玉菌が増えて、有害物質が多く産生されてしまうと肌荒れの原因にも。夜の時間帯に食べるおつまみでこそ、美腸づくりをサポートしてくれる食物繊維やオリゴ糖を積極的に摂りましょう!
これら多く含むのが、大豆、玉ねぎ、アスパラガス、ゴボウ、ニンニクなど。冷奴や豆腐サラダ、揚げ出し豆腐、玉ねぎのサラダ、アスパラガスのソテーや天ぷら、ゴボウサラダやチップス、野菜のガーリックソテーがおすすめです。(※1,6)
■ 良質なオイル「オメガ3」をとるなら、旬の魚を使ったお刺身やカルパッチョをチョイス♪
抗炎症のはたらきがある脂質、オメガ3も意識をして摂りたいところ。オメガ3は、熱や光、空気で酸化しやすく、過酸化脂質になるので、調理方法に注意が必要です。高温で調理せず、なるべく生で摂るように。おつまみメニューでは、マグロ、サーモンなど脂がのった魚のお刺身やカルパッチョがおすすめです。(※1,7)
なるべく避けたいものは…
食べて胸焼けするような揚げ物や脂っこいお肉の食べ過ぎは肌にいい影響がありません。
外食やお弁当、惣菜の揚げ物は油が酸化している可能性が高いので注意。
また、脂の多いお肉の摂りすぎは、腸内の悪玉菌を増やし、腸内環境の悪化につながることも。
塩気が強いおつまみは、翌朝のむくみの原因になるので食べ過ぎに注意してください。
お酒のシーンを楽しみながらキレイを目指せるおつまみ選び、ぜひ今日から取り入れてみてくださいね。
【参考文献】
1. 文部科学省|日本食品標準成分表2015年版(七訂)
https://fooddb.mext.go.jp/index.pl
2. 厚生労働省|e-ヘルスネット|抗酸化ビタミン
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/
information/dictionary/food/ye-008.html
3. 厚生労働省|e-ヘルスネット|過酸化脂質
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/
information/dictionary/food/ye-004.html
4. 厚生労働省|e-ヘルスネット|タンパク質
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/
information/dictionary/food/ye-044.html
5. 厚生労働省|e-ヘルスネット|良質なタンパク質
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/
information/dictionary/food/ye-036.html
6. 厚生労働省|e-ヘルスネット|食物繊維の必要性と健康
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/
information/food/e-05-001.html
7. 厚生労働省|e-ヘルスネット|不飽和脂肪酸
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/
information/dictionary/food/ye-031.html
(全て2019年9月6日閲覧)
大手食品メーカー開発職、ベンチャー企業での勤務を経て、管理栄養士として独立。多数の資格を保有し、食と健康に関するプロとしてビジネスコンサルティングや、各種セミナー講師、レシピ開発、メディア出演、コラム執筆などを務める。
豆腐をはじめとする大豆製品や発酵食品に関する知識にも長け、豆腐マイスター協会認定座学講師、おから再活プロデューサー、インナービューティーダイエット協会非常勤講師としても活動している。東京大学大学院にて医学博士取得に向けて栄養疫学研究にも従事。